部門案内

放射線部門

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

MRI
MRI

当院では1.5テスラの装置を使用し、放射線被ばくなしに全身のあらゆる部位の検査を行うことができます。
また造影剤を使わずに血管系を描出し、動脈瘤や狭窄の有無を評価できるなど、質の高い医療を提供できる検査です。
MRIは、現在最も優れた画像診断装置の一つで、脳神経系の診断には必要不可欠なものといえます。

MRI室入室時の注意

*体内磁性金属のある方:ペースメーカー装着者は入室禁止。脳動脈瘤クリップ、金属性人工弁のある方はご相談下さい。

金属類(磁石につく金属類)、磁気カード類(キャッシュカード、クレジットカードなどは使えなくなります。)、補聴器、携帯電話などの機器類、ホッカイロなどは身体や画像に影響を与える原因となりますので、検査室に持ち込まないで下さい。

VSRADについて

現在、65歳以上の高齢者のうち約10人に1人が認知症であると考えられています。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されています。65歳以上の「4人に1人」が認知症とその“予備軍”となる計算であり認知症はとても身近な病気です。認知症の多くをしめるアルツハイマー型認知症を早期に診断すれば薬で進行を遅らせることができ、健康な時間を長くすることができます。このVSRAD(Voxel-based Specific Regional analysis system for Alzheimer’s Disease)という検査は、MRI画像を用いて、アルツハイマー型認知症に特徴的に見られる「海馬傍回の萎縮の程度」を調べ、アルツハイマー型認知症の診断支援情報を提供するシステムです。

VSRAD検査で注目する場所
VSRAD検査で注目する場所

※この検査はアルツハイマー型認知症を診断する検査ではありません。症状・経過などとあわせて診断することが大切です。

CT(Computed Tomography)

CTはX線を使って体内の断層像(輪切り)を撮影し画像化します。また、1回の撮影で同時に複数のスキャン面が得られるので、短時間で広範囲の撮影ができます。
さらに、造影剤を使用することで血管などを明瞭に写し出すことができます。

CT
CT

高気圧部門

主として閉塞性脳疾患(脳梗塞)の治療を行っています。
高気圧酸素治療は、大気圧より高い気圧環境の中で、酸素を吸入することにより病態の改善を図ろうとする治療です。

高い気圧の中で酸素を吸入すると通常の大気圧下での呼吸で得られる酸素量に対して、10~20倍にまで酸素を体内に取り込むことができ、組織への酸素供給を増やし、血流障害による浮腫や低酸素状態を改善させる効果が期待できます。

患者様に1日でも早く回復して頂く様、担当スタッフ2名で治療にあたらせて頂きます。
治療に関して分からないこと等ありましたら、お気軽にご相談下さい。

高気圧酸素治療装置
高気圧酸素治療装置

栄養科

入院中の患者様に季節を感じて頂けるように、毎月1~2回の行事食を提供しています。
医師の指導の下、患者様一人一人の生活習慣(リズム)にあわせた栄養指導を行っています。糖尿病、高血圧症など様々な病態に対応しています。

リハビリ部門

 通所リハビリのご案内

理学療法

運動療法により、麻痺自体の回復や、筋力・バランス能力の向上等を図り、基本動作(起きる・立つ・歩くなど)の自立を目指す治療法です。必要に応じ、医師の処方の下、補装具の相談や、物理療法(温熱療法、電気療法など)を行っています。
また、ご自宅での生活に不安なご家族の相談や、介助方法について一緒に考えてアドバイスをさせて頂きます。

*機能的電気刺激療法として、ウォークエイドを取り入れています。麻痺した足首の動きを、電気刺激を利用しながら回復させようという先進的な治療法です。

ウォークエイド
河井脳神経外科 リハビリ
河井脳神経外科 リハビリ

作業療法

日常生活に必要な動作(着替え、食べる姿勢や箸操作、トイレ動作、入浴動作など)をご本人様の在宅生活に近い形でメニューを考え、自立出来るように作業療法を行います。
また、作業(調理、趣味活動など)を通して認知機能低下や高次脳機能障害に対しても援助しています。一方で、家屋調査や福祉用具を提案しながら相談支援を行っています。

言語療法

言葉を用いてコミュニケーション能力の改善を目指します。脳卒中による症状(言いたいことが頭に浮かばない、舌が上手く回らないなど)に対してリハビリを行います。
また、安全に食事をして頂く為のサポートや顔面麻痺、認知機能低下、高次脳機能障害(注意力や記憶力の低下など)に関しても、それぞれに応じた訓練を行います。

地域医療連携室

主な業務内容

退院に向けて療養先の相談、自宅復帰に向けての退院前訪問指導などを行っています。また、退院時リハビリテーション指導や介護支援専門員、各サービス事業所等との合同カンファレンスなども実施しています。(介護支援連携指導)

医療・介護・福祉などに関する相談にも応じています

主な例

  • 病気や障害を抱えて今後の生活が不安。
  • 利用できる社会福祉制度について知りたい。(介護保険や障害者手帳等)
  • 家族の介護や認知症状などで困っている。

相談申し込みのご案内 秘密厳守

ご希望の方はスタッフへお申し込み下さい。又、お電話でもお受けいたします。
(原則としてかかりつけの患者様に限らせて頂きます)

*相談は無料です。ご相談内容については秘密を厳守いたします。

  • 有資格者
    介護支援専門員
    認定理学療法士(脳卒中)
    看護師
  • 室長:濵島慎吾

電話:099-267-7700
Fax:099-267-6198

受付時間

月・火・木・金水・土
09:00~12:00
14:00~17:00
09:00~12:00